右バンクだけプラグが真っ黒になるQPです。
一応、四苦八苦しながらサービスマニュアルを翻訳してみましたが、
なんか翻訳ソフトがアホなのか、今一ちゃんとした日本語にならないので、
結局、ネットの情報に頼ることに。
で調べてみると、点火系か燃料系か、あるいは両方かと。
点火系に関しては右バンク3気筒のコイルやらパワーモジュールが
一度に断線するなんてことは考えにくく、
外したプラグもよーく見ると中心電極付近はカーボンの付着も少ないように見えるので、
この際、点火系は無視することにして、燃料系を攻めることに。
燃料の増量は低水温時、急加速時、高回転時でしょう。
アイドリングは普通に回っているのに、だいたい2000rpmくらいまでの間が吹けないので、
低水温時の増量が適温になってもそのままになっている可能性が。
そこでまず、これら温度関係のセンサーを調べることに。
マニュアルには水温センサーや吸気温センサーの抵抗値が出ているので、
それを参考にそれぞれ2個づつを測ってみることに。
以下結果
水温センサー 右バンク用5.1kΩ 左バンク用5.06kΩ
吸気温センサー 右バンク用4.84kΩ 左バンク用4.84kΩ
データによれば水温センサーは20℃で3747±10%Ω 90℃で275±10%Ω
吸気温センサーは20℃で3550±10%Ω 90℃で252±10%Ω とのこと。
このデータから見ると、どちらも公差から20%以上外れてしまっています。
この時期、外気温も水温も20℃も無いので、このくらいの誤差は許容範囲かな?と。
まぁ、ちょっと気になるので、水温センサー吸気温センサーそれぞれの型番
WTS05とATS04で検索掛けてみると、どちらもMAGNETI MARELLI製で、
各温度の抵抗値が出ていました。
このグラフを見ると、氷点下になると劇的に抵抗値が高まるので、
20%程度の外れはさほど問題が無いのでは?
水温センサーの左右のバラツキ R=5.06 L=5.1 も1%の差ですから
これも無視できるかと。
それではとエンジン適温値ではどうかと
調子の悪いエンジンを暖機運転することに。
始動性は良いですし、低温時は問題なくアイドリングしています。
やがて水温が上がりだし、アクセルを煽ると一瞬のタイムラグの・・・
アレッ? なんか普通に吹けてます。
後ろに回って排ガスのにおいを嗅いで見ても
先日とは違ってさほど臭く有りません。
高回転まで廻すと、マフラーからは水が・・・
なんか直ったっぽい感じです。
センサーの抵抗値を測る為に一旦外したカプラーが
接触不良だったのが元に戻ったってことでしょうか。
とすると、右バンクの水温センサーが怪しそうですね。
水温センサーが死ぬと、ECUは-35℃と判断し噴射量を増やすらしいです。
さて、エンジンも温まった頃、改めて測ってみようとテスターを当てても
数値が出てきません。それもそのはず
先端を突っ込んでグルーガンで固めてみましたが、
導通もいまひとつ安定しないので、急遽調達に。
幸い、最初に行ったホームセンターで入手出来、ついでに先端につける
ワニ口クリップも一緒に購入。
今日はここまで、時間切れ。
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とここまでが昨日のこと。
で今日、午後からテスト走行してみた結果、
どうも問題は解決したようです。
高速道路を1区間走っただけなので、
排気系のカーボンはそれほど取れてはいないようですが、
マフラー先端は
ちょっと冷えるのを待って、右バンクのプラグを外してみましたが、
もう少し走れば、綺麗な焼け色になるかなぁと。
近いうちの6本総取替えが取り敢えずの宿題です。
まぁ、出費0で直った(テスターの検査棒の分は有りますが)ので、
結果的には、ヨカッタヨカッタ。