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Channel: クアトロポルテと蜜月?
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クアトロポルテ絶不調の検証(長文)

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結局、絶不調の原因は交換してあった
右バンククランクセンサーコネクター内のショートだったようです。
しかし、それを見逃した為、随分遠回りしたような。
以下はその顛末です。

始まりは今年の2月、走行中に徐々に調子を崩し、
いつもなら1000rpm+位のアイドリングが800rpmを切るくらいまで下がり、
マフラーエンドはカーボンで真っ黒。
明らかに失火状態でした。プラグを見ると
右バンク3本は真っ黒、でも左バンクは問題なし。
ネットで色々調べると、どうも水温センサーが怪しいと。
この時には気づいていませんでしたが
タイベルカバーにクーラントが飛び散った跡があり、
ラジエーターホースのバンドがユルユルになっていました。
これはACコンプのマグネットクラッチ交換の際の締め忘れと思われます。
で、この飛び散ったクーラントが水温センサーのコネクターを直撃し、
手前にある右バンクの水温センサーがショートしたものと考えたわけです。
この水温センサーの真下に問題の右クランクセンサーコネクターがあり、
実はそっちがショートしていたようですが、
すっかり水温センサーに心奪われて(苦笑)いました。

この時点では問題なのは右クランクセンサーコネクターのみだったと思われます。

3月下旬にカーボンでくすんでいたプラグを交換し、名古屋まで往復500km走った際に
行きで点いたチェックエンジンですが、
瞬間的に冷却水スプレーを浴びたコネクターのショートだったのではないかと。
再始動すると消えるので、有りがちな誤作動だと決め付けていました。

水温センサー、吸気温センサーの抵抗値を測る為、
コネクターを外した所で、左バンクコネクターを破壊してしまったので、
水温センサーと吸気温センサーを見つけたUKのショップから
まとめて各色のコネクターを取り寄せたのが4月に入ってからのことでしたが、
この頃には自然治癒でクランクセンサーコネクターのショートも解消、
ごく普通の状態になっていたのはブログの通りです。

届いた水温と吸気温のセンサーを交換した際に
ホースバンドの緩みを発見、増し締めしたことはいうまでも有りませんが、
まだ問題のコネクターは手付かずでした。
割れたコネクターを新調したついでに
右カムセンサーのコネクターも新しくしたわけですが、
この時に間違って+-を逆につけるという大ポカをやらかしたわけですが、
テスト走行もしないまま、そのまま放置していました。

この時点で右バンクカム・クランクセンサーのコネクター両方がトラブっています。

GWも過ぎて、帰省していた娘と孫を送り届ける為に久々に出動したんですが、
ECUにカム・クランクの信号が行っていない訳ですから、
当然チェックエンジン点きますよね。
この時、O2センサーの発生電圧を測っていますが、
右バンクは回転信号が無いことから止まっていると右ECUが判断し、
燃料供給を止めているわけで、
O2センサーは混合比が薄いと判定していたわけです。
増量しようにもECUは右バンクが止まっていると判断しているので
V6が3気筒になってしまっているので、
振動は多いし、パワーは無いしで、ダメダメ状態でした。

ここでO2センサーが怪しいと判断、交換してみましたが、
元々、さほど劣化してなかったO2センサーですから
換えた所で取り立てて代わり映えもせず、
またまた放置状態に陥りました。これが6月のことです。

さて、8月に車検を控えているので、いつまでも放置しているわけにも行かず、
梅雨明けして夏本番となり、暑さ厳しい中、
次のセンサーであるTDCセンサーの交換をするべく、
またまた別のUKショップでTDCセンサーを調達。
炎天下、暑さでボーッとなりながら、
センサー交換のための下調べをしていて、
ここでようやく右バンククランクセンサーのコネクターにたどり着いたわけです。
同軸ケーブルの-側、外側の網線ですが、
本来ならこの網線にも熱収縮チューブがついているはずですが、
以前のオーナー時代に交換した際、そのまま付けていたので、
網線は毛羽立ち、芯線は被膜が破れているという酷い状態でした。
幸いケーブル長には余裕があったので、
劣化部分は心置きなく切り落とし、新たにコネクターを取り付け。

この時点では残るは間違って結線した右カムのコネクターだけです。

この交換作業の時、以前に替えたカムセンサーコネクターを間違えて結線したんではないかと言う疑問が頭の中をグルグル回りだし、
確認の為、手付かずの左カムコネクターと見比べてみた結果、
やっぱり+-を逆付けしてしまっていたことが判明。
この状態でエンジン始動すると、ものの数分でチェックエンジンが点くのに
簡易的に逆配線で繋ぐと、暖気が終わってもチェックエンジンは点かず仕舞。
再びターミナルを入れ替えたのはいうまでも有りません。

で、今日近所を一回りして、なるべく高回転を多用しつつテスト走行してみましたが、
なんとか復活したようです。

結局、単にラジエーターのホースバンドの締め忘れが招いた
右クランクセンサーコネクターのショートという初歩的なトラブルだったわけですが、
それを見逃した素人の悲しさ、随分遠回りしたものです。

ちなみに、今回購入した各センサーやコネクターは、未装着のものも含めて
合計で63000円になります。
このうち、O2センサーが2個で2万円、TDCセンサーが4個で1.5万円、
プラグ6本や水吸気温センサー各2個がそれぞれ1万円弱、
コネクターが1万円強という内訳です。
UKからの送料が複数のショップからの購入や為替の関係で
1.4万円ほどかかっていますので、パーツ代とすれば実質5万円弱ですが。

さて、これを高いと見るか、以外に安いと見るかですが、
私的には、10万kmオーバーしているので、
センサー類のリセットだと思えば、結構リーズナブルではなかったかなぁと。

あとはこの後に控えている車検でトラブらない事を願うだけです。


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