先週、輪島までイベント見学に出かけた際、
稼動前の状態で、4.6~4.8kg/cm2くらいでしょうか。
大まかに言うと、停止状態で気温の25%くらいの数値だそうですので
こちらもだいたい同じような数値ですので、
特にQPの方がガスが少ないとか言うわけでは無さそう。
この手順を追っていけば、![イメージ 6]()
行きは朝一だったので、涼しくてエアコン要らずだったのですが、
帰りは気温も上がり、さすがにエアコンを入れざるを得ませんでしたが、
やっぱりあいも変わらず不調です。
始動直後は普通に冷風が出ますが、
水温が上がると電動ファンが回転、と同時に電磁クラッチが切れて
冷風がただの風になる。この繰り返しで
車室内の温度も徐々に上がっていくというわけです。
某マセラティ専門のショップブログを見ると
エボ前のQPは、ACオンで電動ファンが常時廻ると書いてありますが、
うちのQPは廻らないんですね。そのくせ、水温が上がると
激しく回転するんで、電動ファン自体は問題なく
オーバーヒートとは無縁なんですが、人間の方がオーバーヒート状態に。
最初のうちは黙って窓を開けていた助手席のカミさんも
だんだん棘のある言葉を言うようになり、
結局、久し振りの能登半島もロクに観光もせず
速攻で自宅に帰ってきた次第です。
まぁ、それはともかく
何とかしなくちゃならないんで、詳しく調べることに。
取り敢えずマニフォールドゲージを接続、
あながち大外れでも無さそう。
因みに普通にエアコンが効いているアルファ147を調べると
ただし、ゲージの動きには違いが。
QPは、電動ファンは廻っていなくて、
それが回転すると数値が下がる(電磁クラッチが切れる)、
アルファ147は電動ファンは回転して
切れることはありません。
数値的にはQPの方がやや低圧側が低いように思えるのと、
147のほうは高圧側がやや揺れているのが気になりますが。
多少のガス量の違いはあるにせよ、
そんなに両車とも大きな違い(機械的にと言う意味です)は無さそうなので、
やっぱりQPは電気的に異常な箇所があるようです。
電磁クラッチや水温上昇時の電動ファンの回転で
ファンリレー(ダブルのファンなのでリレーも2個)やコンプリレーは問題なし、
ACオンで電磁クラッチは繋がるのに、電動ファンが廻らないとなると
ACコントロールユニット内部か、周辺のコネクターの接触不良と言うことでしょうか。
一応、サービスマニュアルにはエアコンの自己診断メニューが載っていて
ユニット自体や周辺のパーツ、コネクターの不具合が判るらしいので、
早速実行してみた結果がこれ。
手順とすれば、AUTOのボタンを押しながらエンジンキーをONにすれば
全部のライトが点灯。まぁ、これは玉切れのテストですが。
この後は順番にボタンを押していき、ディスプレイに表示される数値で
不良な箇所を見つけるわけです。
随分前(最初のエアコントラブルの時だったかも)にも
一度テストしたことが会ったんですが、
その時は何も出なかったように記憶していますが、
今回はブロワーファンスピードの高速側(3)がNGなのと、
温度調節の上下ボタンの数値がマニュアルと違っていると言う2点。
中速でもけっこううるさいので、めったに高速側ファンは使わないせいで、
トラぶっているなんてはじめて知りました。(苦笑
温度調節のほうは、デファルトは00-60なんですが
03ー75という数値が出ています。
これはヒーターコックを交換した際にモーター部分をOHして
微妙に設定を狂わせてしまったせいだと思います。
以前コメントで教えてもらった設定方法があるんで、
それで、修正は効くでしょう。
ブロワーファンの方は他の速度では廻るのでモーターはOKでしょう。
リレー(それぞれの速度に各1個ずつ)か、
スピードを変えるレジスター、もしくはその間のコネクターってとこでしょうか。
とすると、エアコンONで電磁クラッチ側と電動ファン側にいっている
コネクターの接触不良辺りが怪しそうです。
とはいえ、ファンスピードリレーにせよ、各コネクターにせよ
全てセンターコンソールの後ろ側にあるでしょうから、
検証するのにまたまたアクロバットな姿勢を強要されるのは間違い無さそうで
はっきり言って気が重いです。
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