エアバッグアラーム、クロックスプリングの中でショートしていると睨んで、
分解する為にもハンドルを外す必要があります。
以前にやったホーン修理の時には、簡単に(でもなかったですが)外れましたが、
今回はかなり手強く、挙句の果ては腰を痛めて整骨院のお世話になるほど。
で、引っ張るのはあきらめてプーラーで外すことに。
プーラーを引っ掛けて引くんですが、
ハンドルは外れずにベース部分が曲がってくる始末。
ところでこのハンドル、右下の部分にランチアマークを発見。
何となく、以前乗っていたランチアテーマのハンドルと似ているなぁと思っていましたが、
もしかして流用なのかも。
シャフトが通るセレーション部分をちょん切って
以前のモデルのハンドルボスとボルト6本で合体しているような・・・。(謎)
結局、また腰を痛めるのもいやなので、ハンドル外しはあきらめて
クロックスプリングの手前で抵抗を繋ぐことに決定。
どうせ、もうバラせないので、あっさりとカプラーをちょん切ってしかしこのケーブル、上流も下流も被膜がボロボロと崩れ落ちていくので
で、何気なくこのカプラーを眺めていると中はこういう構造に。
エアバッグアラームでいろいろ検索していて、どこだったかのHPに、
カプラーを外した際の残留電圧を抜く為とか何とか出ていたような。
詳しいことは判りませんが。
そこでもしかして、差し込んだ状態でこの導通が切れていないのではないかと、
テスター片手に探ってみると、
カットしたクロックスプリング側は、ケーブルが導通していないことが判明。
悪さしているのはこのカプラー側の被膜なんじゃないかと
改めてちょん切ってしまった方のゴムカバーを切り取ると
こっちも被膜が崩れ降りるんですね。
四苦八苦しながらハンダ付けと熱収縮チューブで繋ぎ直したものの
僅かな被膜の破れで導通していてらしく、
バスボンドを強引に中やら周りやらに塗りたくって
祈るような思いでバッテリーを接続、
エアバッグユニット代わりの4W2.2Ωの抵抗を差込み
これならエアバッグもちゃんと機能しているでしょうから、
事故っても安心、任意保険の書き換えもしなくて済むようで、
メデタシメデタシ(^^v
後はATのオイル漏れだけになりました。
ところで、このクロックスプリング、マセラティのP/Nは373300210なんですが、
エボ以降、3200GTやフェラーリエンジンのクーペ、スパイダーのものは
P/N373301210なんですね。
ユーロスペアーズのパーツリストを見るとどちらも共通しているようですが、
ebayなんかに出品しているのを見ると
P/N373301210は黄色いチューブに替わっています。
もしかして黒い方(P/N373300210)は中の被膜が崩れるので
仕様変更があったのかも。